新樹造園からのお知らせ
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- 2024/02/20 飛び石と延段
- 2023/12/29 スタッフブログ2023
- 2023/11/10 家庭から出る残土の処分を引き受けます。
- 2023/07/28 新着情報
管理
スギナなど雑草は地上に出た緑の部分を、絶えずむしり取ることで衰弱します。
光合成をすることで繁殖しますから、絶対に地上で呼吸させない!こんな気構えで
ある期間これを徹底すれば、スギナと言えども絶やせます。
庭は管理してこそ!
平戸ツツジの植え込みが大きくなって平均1.6mもあります。3分の1に縮小!
庭は管理してこそ庭になります。”出来上がった時が一番美しい”では困ります。
地被としてよく植えられるコグマザサも、管理が行き届けばこのような美しさになります。
管理にはいろいろの作業があります。掃除、除草、灌水、施肥、病害虫駆除、剪定、伐採、支柱、補植、雪吊り雪囲い、囲い外し。
植えた直後は左のような状態でも、3~4年で一面に広がり右のようになります。
普通は笹を管理すると言っても、年一回刈り込めば上等で、それ以上の管理ができないからコグマザサを植えている、と言うのが現実です。庭は愛情しだいで名園に育ちます。名園は管理してこそ名を流します。
苔やタマリュウなど地被は庭の環境(風、日当たり、湿度、温度、)いろいろありますが、灌水と除草の愛情次第です。
多少の補修も管理の内です。竹垣の抑えやシュロ縄自身が切れて落ちたりします。丸ごと新調はご法度です。
痛んだ物だけを取り換える!これぞ”日本の美”です!!!(ワカルカナ〜)
日本人の美的感覚には、継ぎ接ぎの美があります。傷んだ部分だけを早めに取り換える気配り!これぞ甲斐性。
管理とは何ぞや?愛着と慈しみの心が管理です。『花に水をあげる』と言う日本人の心が基本です。
竹は涼しげで爽やかな日本の景色を代表する植物です。しかし日本人は忘れています。
竹の美しさと竹の恩恵を!
剪定と刈り込みは区別しましょう。剪定は透かし剪定を指します。刈り込みを剪定と呼ぶ人が多い状況です。
また、小枝であろうと太い枝であろうと枝を切るときは、下図の位置を注意して下さい。
モミジ類には毎年春先にオルトランなどを根の先に埋めて下さい。樹内の害虫を駆除します。
主にモミジ類を住処にするカミキリムシの幼虫が中に居ます。枝先に産み付けられた小さな鱗状の卵が翌春孵ります。
ウッカリしていると右の写真のように、おがくず状の木のカスが山盛りになります。
ホームセンターにカミキリムシ幼虫専用のスプレー殺虫剤が便利です。早めの発見対応が必要です。
支柱が外されてようやく庭になります。
整枝剪定
剪定は庭の価値を左右する、大切な管理です。 正しい剪定の技術が伝わりにくく、刈り込みやブチ切りで「葉の数さえ減ればよし」的な切り捨てが横行しています。
ここでは、剪定の方法も解説します。
自然樹形を保って、風にそよぐ枝先が無ければ心安らぐ景色にはなりません。
病害虫駆除
花や緑の病害虫は多彩です。
アブラムシ類、ロウムシ・カイガラムシ類、ゾウムシ・グンバイ虫類、毛虫類に葉巻虫、ミノムシ、ハダニなどそれぞれに適応する農薬が違います。ワンパターンの薬剤使用では効果が薄く、連続的な使用も逆効果です。
最近は蝶や蛾になる毛虫に対し、人畜、魚類、鳥類に対して安全性が高い農薬が開発されました。
(スティンガーフロアブル・アクセルフロアブル等)
長期殺菌力も各種の病菌に対応した農薬があります。
除草・防草
緑冴える美しい苔の庭も、完成して半月もすれば小さな草があちこちに生えてきます。最初は張り切って挑む草取りですが、3,4回すると後から後から生える草に負けてしまいます。
取り残した草に花が咲き、種が落ち、根が残ると次は根が取りにくくなり、芽も早く伸びます。それでも、苔を貼って仕上げると全面雑草は避けられます。
近年は防草シートに砂利敷きが横行していますが、草の生えない土色の舗装半陽影のガンコマサには、数年すると緑色の苔が付きます。
管理のし易い、つまり楽な管理で常に美しい状態で維持したい。当然です!
庭園内で防草シートを使う場合は、チガヤやスギナを抑える場合などに限ります。
シートの端をモルタルでつぶすなどしないと、周囲に隙間があると草はそこで息をします。